ニューマネタリスト

ニューマネタリスト(new monetarist)は、最近旗揚げした経済学派です。従来は、「マネーの基礎研究」(Kocherlakota 2005 [pdf] )とか、「マネーのミクロ的基礎付け」(Shi 2006,[pdf])とか呼んでいましたけど、ウィリアムソンとライトがニューマネタリストを自称してこれをサーベイする論文(Williamson and Wright 2010 [pdf]Williamson and Wright  2011 [draft pdf])を発表したので、この名が定着しそうです。ウィリアムソンは 「ニューマネタリスト経済学」と題してブログを開設して、布教に励んでいます。
で、なんでニューマネタリストが利己的利他主義に関係するかというと、ニューマネタリストが「制限された約束(limited commitment)」を共通の基盤とするからです。ニューマネタリストの一人であるAndolfattoのブログ記事によると、制限された約束はニューマネタリストに共通するフリクションだそうです。制限された約束とは、裏切ることができない約束を結べないという意味で、要するに、裏切っちゃうかもしれない、ということです。貸し借りの約束は裏切られるの結べない、で、お金が約束の代替品として流通します。債務不履行だとか贋作だとか窃盗だとか、きな臭い話が盛り沢山です。ここらの話はおいおいと。

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